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和紙の種類

和紙の種類

和紙は日本の伝統と技によって培われ、私たちの生活や文化に深く関わってきました。
さまざまな種類がありますが、ここでは、ちぎり絵制作によく使用する魅惑の和紙たちをご紹介しましょう。

種類

板締紙(いたじめし)

和紙をタテ・ヨコに折り畳んで染めています。
格子状に染め上るのが特徴で、折った際に出来るタテの線を【染め線】と呼びます。格子枠内のボカシ染めを生かして花びらをちぎったり、染め線を葉脈に見立てて葉をちぎるなど、多様な表現が出来ます。折り畳む巾には、太細いろいろあります。

もみ紙(もみがみ)

和紙を揉んで染めています。揉んだ際に出来るシワが特徴で、ボリューム感のある表現が出来ます。また、染料の落とし方により特徴のある染め(ボカシ染め)も楽しめます。作品の雰囲気に合わせてシワを伸ばして貼ることも可能です。

雲竜紙(うんりゅうし)

和紙に楮(こうぞ)の繊維を漉き込んでいます。雲竜紙全体をちぎることもありますが、繊維だけを抜き取って植物の蔓や葉脈を表現することも多いです。

極薄紙(ごくうすし)

手漉きでは最も薄い和紙です。透けるような軽やかさが特徴で、背景として色紙(台紙)全体に貼ったり、奥行きや影を表現する際にもよく使用します。重ね貼りをして微妙な色の変化を楽しむことも出来ます。  

 

落水紙(らくすいし)

極薄紙に水滴を落として穴をあけた和紙です。草むらや木立の表現によく使用しますが、薄いわりにはボリュームが出やすいので、貼る位置や分量のバランスに気を付けましょう。

稲妻ボカシ(いなづまぼかし)

板締紙の一種で、染料の流し方によって稲妻模様に染め上ります。染めを生かして個性的な表現ができます。

柳絞り(やなぎしぼり)

もみ紙の一種で、和紙をタテ方向にのみ揉んで染めています。筋状に染まる模様と、揉みによるボリューム感が 特徴です。

 

和紙の原料

  • 和紙の原料には、楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)等がありますが、ちぎり絵では楮を原料とした和紙を多く使用します。
    ※楮・・・クワ科の落葉低木
  • 樹皮を和紙原料とする
  • 繊維が長く丈夫である

和紙の産地

  • 日本には和紙の産地が多数あります。

和紙ちぎり辻が華では、因州和紙・阿波和紙・美濃和紙を主に使用しています。

和紙の特性

染めについて

辻が華で使用する和紙のほとんどが手漉き・手染め(ボカシ染)です。そのため、一枚一枚の染め上がりに同じものはなく、一期一会、唯一無二の和紙となります。

表裏について

和紙には表面と裏面があります。表面は触るとなめらかですが、裏面は少しザラザラした感じです。また、表面は裏面に比べるとわずかに艶があります。ちぎり絵の場合、貼った後はそれらの違いは判別できませんので、制作時に表裏を気にする必要はありません。
※雲竜紙は漉き込んだ繊維の目立たない方が表面、目立つ方が裏面となりますが、その質感を生かすため、あえて裏面を表として使用することが多いです。

和紙のタテ・ヨコ

和紙はタテ・ヨコ(繊維の流れる方向)がはっきりしています。繊維のタテ方向に合わせてちぎると滑らかにちぎれますが、ヨコに沿ってちぎると抵抗感があり、滑らかにちぎるのは難しいです。ちぎる形に合わせてタテヨコを確認しておくと、美しく、スムーズにちぎれます。
※タテヨコの確認の仕方→和紙の端を少しちぎってみて、スーッと軽く真っ直ぐにちぎれる方向がタテです。